小川正美 人生はホントの自分に戻る旅。

普通の会社員から離婚して無職になり一念発起、弁護士になった私の半生とこれからのライフワークを綴ります。

弁護士は先を見据えつつ、今を信頼する。

皆さま、こんにちは!愛し合っていますか?

 

この記事とも関連するのですが。

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弁護士の仕事って、目の前のことだけを解決して、はい終わり!にはならないなあ、と感じることが、よくあります。

 

私が弁護士2年目くらいのイソ弁時代に、ボスが当時から10年前に作った契約書(賃貸借等の継続的契約ではなかった)に関連して、クライアントさんから問題が生じたとの連絡がありました。

契約書の不備ではなく、内容も大きな事件にはならずに相談だけで終了しましたが、その時、私は、弁護士という仕事はずいぶんと先までクライアントさんと関わる仕事なんだなあ、と思ったものです。

 

また、以前のクライアントさんから、数年経ってご相談があることも、よくあります。もちろん、以前の件と関連する場合も全く違う場合も両方あります。

 

私は、会社員時代、社内システムの設計に関与したり、営業部で生命保険商品のお客様の契約が時の経過とともに変更・解約・保険金支払い・終了していく流れを見ていたので、仕事というのは「先を見据える」目が大切だなと感じていました。

 

果たして、弁護士もそうでした。

 

ですが、先を見据える、と言っても、必ずしも、予想どおりにはならないものです。

 

弁護士になるまでは、私は、あらゆる可能性を予測して場合分けして、それに応じた細やかな対応策を考えることがベストだと考えていましたが、

今は、むしろ、「どんなことが起こっても何とかなる。」と、『今の』自分やクライアントさんの力を信頼することの方が大切だなあ、と感じています。

 

もちろん、契約書や遺言書を作ったり、裁判上の和解条項案、調停条項案を作る時には、10年先20年先を見据えていますが、

 

世の中も人生も何が起こるか分からないもの。

 

だから、自分とクライアントさんの人間力(運の強さも含む笑)を信頼しています。


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